記憶のメカニズム
記憶力は脳の若さを図る基準ともいわれています。最近流行の脳トレのテストなどでも記憶力に関するものも多く、またIQテストなどの要素にもこの記憶に関するジャンルが損刺します。自分の能力の基準にもなる記憶。勉強に仕事に非常に重要なものですね。しかしこの記憶力は個人差があります。すぐに物事を覚えることができる人や、いつまでたっても覚えることができない人など、記憶力に関して差があるのはなぜなのでしょうか。記憶のメカニズムを解明することで、この差がなんなのかが分かるのかもしれません。記憶には短期記憶と長期記憶、即時記憶などがあります。この中の即時記憶はまず見聞きしたことを覚える記憶です。しかし必要ないと判断されるとすぐに消去されてしまいます。
即時記憶
短期記憶は即時記憶の中から大事なことを抜き出して記憶します。しかしさらに重要ではないと判断されると破棄されてしまうのです。長期記憶は学習などによって蓄積された記憶です。仕事の方法や勉強など重要な知識はこの長期記憶として保存されています。ものが覚えられない人や年齢が進んで記憶があいまいな人はこの即時記憶と短期記憶への移行がきちんとできていない可能性があるのです。受験生などは勉強をするために記憶術を活用することが多くあります。この記憶術の基本は必要な情報を反復学習したり、書き記したり音読することによって通常に勉強するよりも非常に脳に記憶しやすい状況をつくるものなのです。一夜漬けはどちらかというと短期記憶に頼ったものですので、テストが終了すると自分の記憶から破棄されてしまうことが多いようです。
長期記憶
本来の意味での勉強としてはきちんと長期記憶になる勉強法を行いたいものですね。忘れるということは人間の生活の中には非常に重要なことなのです。生活の中では常に新しい情報がインプットされていきます。そのために必要のない記憶は忘れるようにできているのです。また自分の過去の失敗や悲しい記憶はわざと忘れるようにできています。これは自分自身の精神の保護のためにおこっている現象とも言われています。しかし個人差がありいつまでもトラウマとして記憶に残ってしまうこともあります。
記憶障害
記憶がもとで日常生活に支障がでる場合には記憶を封印するなどの催眠療法などが有効な場合もあります。記憶喪失を扱ったドラマなども非常にたくさんあります。記憶喪失の主人公が物語のミステリアスさを増しており、主人公の記憶が蘇るとともに物語の真実が明らかになっていくために非常に引き込まれる物語になっているのです。記憶の喪失の中でも健忘症は脳に異常が起こり、記憶が失われていく症状です。一時的なものを記憶喪失、老化などによって記憶が失われていくことを健忘症といわれています。痴呆もこの症状の一種です。ちょっとした物忘れもこの症状の一つです。痴呆の場合は長期的な記憶から少し前までの短期的な記憶も失ってしまうこともあり、日常生活に支障が出てしまうために介護が必要になってしまうものなのです。この記憶を失ってしまう健忘症の原因としては強いストレスによって起こる心因性のものや外傷性のもの、薬の副作用によるものや認知症などの症状の一種として起こるものなのです。これらの記憶障害によって日常生活に支障がでることもありますので。